11 June, 2011

京都の初夏







突然ですが、3日前の晩、突然おなかが痛くなりました。
おへその奥が痛み出したのが発端で、初めて経験する痛み。
近所の診療所に行ったその日の晩にさらに痛みがひどくなり、
救急病院にも行って検査したところ、
なんとわたしが胎児だった頃に母親とつながっていた臍帯の名残り
(ほとんどの人は生まれてからなくなるものらしいのですが、
 まれに血管などが体内に残る人がいるらしい)
がなんらかの原因で炎症を起こしているのかもしれない、とのお話が。


尿膜管遺残、というらしいのですが、
今朝になっておへその周りが赤く腫れだしたので再度診療所に行き、
現在抗生物質を飲んでいます(><)
はじめて聞いた話だったのでびっくりして、ついつい母親にも報告してしまいました。


夫と一緒に着々と結婚式の準備をはじめていて、
まさに生まれた家を文字通り出ようとしているさなか、
こうしたことを体験するのは不思議な縁(?)と思えないこともなく…
なんだか心に触れるものがありました。
タイトルとは全く関係のないエピソードですが、書き留めておこうと思った次第です。




さてさて、そんな騒ぎが一段落した後、
四条通をさらに上がって大好きな六角通りへ。
この通りにある「大極殿 栖園」は創業明治18年、和菓子・甘味処の老舗。
ここにわたしが待ちに待ったものがあるのです!


それは冬以外の一年を通して供される名物、「琥珀流し」。
なぜ待っていたかというと、月替わりで替わるメニュー上、
魅力的な「梅シロップ」が6月にならないと食べられなかったのです。
念願の琥珀流し、おへそが痛くても(笑)絶対にはずせない~~!!


暖簾をくぐり店内に入ると小ぶりで上品な佇まい。
席から見えるお庭や調度品も素晴らしい。





店内から表通りを見たところ

こちらは席から中庭を見たところ。




そして待つことしばし…
ついに念願の琥珀流しとご対面!



これが「琥珀流し」! 夫はわらび餅を注文。こちらも絶品!




そして感動ののど越しへ…


美味しい…
想像通り…
幸せ…
京都に来て本当に良かった…


もう感動のあまり恍惚と、走馬灯のようにさまざまな思いが駆けめぐり、
天国にいるかのような心地になりました。
大げさではありません、どんなに両親を連れてきたいと思ったことか。


丁度いい甘さ、冷やし加減、そしてお店の雰囲気。
全てがパーフェクト。
夫が食べたわらび餅も、今まで食べたどのわらび餅よりもなめらか。
なんとメニューには「琥珀流し・ミニわらび餅セット」なるものまであり、
そんなものを頂いた日には家に帰れなくなるかもしれません(これは大げさ・笑)。


待った甲斐があったとはこのことです。
7月のペパーミント、9月の葡萄、11月の柿もお目当てなので、
毎月のようにお楽しみが。想像するだけで幸せです!
「栖園」は季節によって替わる店先の暖簾も有名で、
通るだけで目を楽しませてくれるお店です。こちらも楽しみ。




「栖園」を出たあと、通りをひとつ下がって蛸薬師通りへ。
こちらにはわたしが先日とある依頼をした、素敵なお店があります。





京都の町にふっと現れる、まるでヨーロッパにあるような素敵なお店


お店の名前は、「THE WRITING SHOP」。
その名の通り「書く」ための素敵な紙や道具を扱っているのですが、
ただの紙や筆記具ではありません。
オーナーのKaeさんが集めたヨーロッパの紙やカード、インク、版画が揃う、
こだわりが随所に感じられるお店です。
確かな審美眼で選び抜かれたものたちの、美しい佇まい。
こちらに引っ越してきたばかりの頃、偶然通りかかって見つけたお店です。


今日は休日ということもあって、
お店はお客さまが沢山いらして忙しそうだったのですが、
「○○さん(わたしの名前)、ちょっと待ってね!」と声をかけて頂いて、
お話しする時間を持つことができました。
京都の町にぴったりの、美しいお店です。




最近はこちらもかなり蒸し暑くなってきました。
先日関西電力が管内の企業・家庭に向け
夏季の電力消費15%削減要請を発表したばかりですが、
工夫をしながらこの夏を乗り切りたいと思います。

京都には暑い夏を少しでも素敵に過ごすための場所が
本当に沢山ありますから。

2 comments:

Miwo said...

ちょいちょい心配〜。お大事にね(><)
でも、…確かになんか心にぐっとくるものがありそうね…
不思議なチカラはいっぱい働いているからねぇ

そして…
なんて素敵なものを食べてるのかしら…(♡u♡)

いいないいないいな〜♬

aco said...

>miwluv

おへそはだいぶ良くなってきたよ~(^^)

miwoももしまた京都に来たら行ってみて☆
というか一緒に行こう(笑)